PHP入門(3)本当に基本的なPHPプログラムの書き方 ~制御構文(if文、for文)~

制御構文はいろいろありますが、今回はよく使う以下のものを上げました。

制御構文 目的 使用例
if / elseif / else 条件によって処理を分岐 if ($a > 0) { … } elseif ($a == 0) { … } else { … }
for 指定回数ループ for ($i=0; $i<10; $i++) { ... }
break ループ・switch を中断 break;
continue 次のループへスキップ continue;

if文

if 文は「条件が true のときだけ処理を実行する」ための構文です。

条件 $score >= 90 が true ならブロック内を実行
false なら何も実行されません

else if文

if で条件に合わなかった場合に、別の条件をチェックしたいときに使います。

$score >= 90 が false の場合、elseif の条件をチェック
条件が true ならブロックを実行
条件が false なら次に進みます

else文(上記条件に該当しない場合)

if と elseif のどちらの条件も false の場合に処理を実行します。

上の条件がすべて false の場合に実行される
条件を指定せず「それ以外」の処理に使う

for文(繰り返し)

for 文は「回数が決まっているループ」に使います。
基本構文は次の通りです:

部分 役割 説明
初期化 ループの開始時に変数をセット $i = 0 ループで使うカウンタ変数を最初に設定します。1回だけ実行されます。
条件 ループを続けるかどうかの判定 $i < 5 条件が true の間、ループが繰り返されます。false になるとループ終了。
増減 ループのたびに変数を更新 $i++ カウンタを増やしたり減らしたりします。ここでループの進行を制御します。

基本例:1から5まで出力

ループの流れ

      1. 初期化 $i = 0 → 最初に一度だけ実行
      2. 条件判定 $i < 5 → true ならブロック内を実行
      3. 処理実行 → echo $i
      4. 増減 $i++ → $i を1増やす
      5. 再び 条件判定 → ループ続行 or 終了

実行結果: 0 1 2 3 4

ループを逆順に回す

$i– は 1 減らす
5 から 1 までカウントダウン

複数の変数を使ったfor文

break文

break はループを 途中で終了 させたいときに使います。

$i = 1 から $i = 10 までループ予定
if ($i == 5) の条件が true になったら break でループ終了
結果: 1 2 3 4 が表示され、5 以降は実行されません

continue文

continue はループの 現在の回だけスキップして次へ進む ときに使います。

$i = 1 から $i = 5 までループ
if ($i == 3) の条件が true の場合、echo はスキップ
結果: 1 2 4 5 が表示され(3 は表示されません)

次回は配列です。

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