若い頃に一人暮らしをしていた頃の話です。
一人暮らしというのは快適なものですが、やはり家族がそばにいない寂しさというのがあります。
私はそれまでは両親や兄弟、それに小さい姪っ子や甥っ子も含めた兄家族も同居という大家族での生活を送っていたので他の人よりも特別そう感じていたと思います。
飛行機の距離だったのでそう頻繁には帰れませんでした。
たまに帰ると家族みんなとても喜んでくれました。
自分の家に帰る日にはいつも後ろ髪をひかれる思いだったし、家族、特に両親にも寂しい思いをさせているという事もわかっていました。
そこで、私が帰った日の夜に家族が寂しさを紛らわす事の出来るある計画を立てました。
それは家中いたるところに家族全員それぞれにあてたプレゼントを隠すというものです。
一枚の置手紙を皮切りに宝探しのスタートです。
靴下やハンカチなどプレゼント自体はささいなものでしたが、予想通り姪っ子や甥っ子だけでなく家族全員で宝探しを楽しんだと後から聞きました。
探す方だけでなく隠す方もすごくワクワクしたので、今でも忘れられない楽しかった思い出です。

