私が大学受験を迎える年のお正月、おじいちゃんとおばあちゃんからお年玉と一緒にもらったのは合格祈願のお守りでした。
当時、おじいちゃんは病気を患っていて大好きなお酒も飲まず、立ったり座ったりの動作も辛い状況でした。
そんなおじいちゃんがおばあちゃんの押す車椅子に乗り、学問の神様を祀った有名な
神社まで行き、お守りを買ってきてくれたのでした。
さらに神社では、車椅子に座ったままじゃ神様に失礼だし、ご利益もなくなってしまうだろうからと病気で辛い身体にも関わらず立ち上がって私のためにお参りをしてくれたのだそうです。
色んな人から受験応援の言葉や合格祈願のお守りをいただきましたが、これほど嬉しいものはありませんでした。
おじいちゃんはその年、病気が悪化し帰らぬ人となりましたが、今でもその時のことを思い出すとおじいちゃんの優しさに心がとてもあったかくなり、涙がこみ上げてきます。

