その時、私は中学3年生で、中学校最後の誕生日が近づいていました。
特に何も期待はしていなくて、毎年の感じで、家族みんなでケーキを食べるのだろうなと思っていました。
そんな時、おばあちゃんから電話がかかってきました。
内容は、誕生日プレゼントに何が欲しいか、ということでした。私はもうすぐ中学校卒業して高校生になるから、何かオシャレなものが欲しいと答えました。
おばあちゃんが考えるオシャレと、私が思うオシャレは違うから、あんまりもらっても嬉しくないなと思いながら日は過ぎて、誕生日の日になりました。
当日、みんなでご飯を食べているとき、おばあちゃんが、気に入ってくれるかわからないけど…と自信なさげにプレゼントを渡してくれました。
あけてみると、紫色の腕時計でした。予想外のプレゼントで、ものすごく喜びました。
あとから母に聞くと、私のプレゼントのために何件もデパートや百貨店をめぐり、電車に乗って遠いところまで行って、一生懸命オシャレな時計を探してくれていたそうです。
それを聞いて、あんまり期待をしていなかったことが申し訳なくなり、すごく泣きました。
大人になった今でも、大事にとってあり、おばあちゃんの誕生日には、その時計を付けてプレゼントを渡すようにしています。

