我が家は共働き夫婦です。
私の給料が安いこともあって、妻は辞めたい辞めたいと愚痴を言いつつも、辞めないで25年間働き続けています。
そのおかげもあって、なんとか夢のマイホームも建てることができ、人並みの生活をしていると思っています。
しかし、ローン返済と子供の学資保険が重なり、相変わらず我が家の家計は、火の車で、結婚してから一度も妻に貴金属の一つも買ってやっていません。
子供の入学式や卒業式でもイミテーションの真珠のネックレスをしていき、本物との光の輝きの差にひどく落胆している姿も見かけています。
なんとか買ってやりたくとも、生活に余裕がなく、さっぱり原資がありません。
そんな中、妻が仕事という土曜日に子供とできたばかりのモールに行ってみることにしました。モールの中に貴金属店もあって、オープン特価で3,000円の本真珠のネックレスが売っていました。
子供たちと相談すると絶対買うべきという意見だったので、思い切って買うことにしました。
そして、妻の誕生日の日に、子供たちから妻に渡しました。
そのときの妻の顔は生涯忘れることがないです。驚きをもった顔から、真実を知って顔が崩れ、感激のあまり号泣したのです。
子供が「3,000円で買ったんだよ。」と余計なことを言っても、妻は落胆することなく、喜んでくれました。
その真珠のネックレスは、その後も大活躍で、子供の入学式、親の葬儀や法事などでもかけていきました。
妻にとっては、そのネックレスの価値は3,000円ではなく、愛する夫や子供たちから私のためにプレゼントしてくれたということが、うれしくてたまらなかったのです。
いいプレゼントができてよかったと思っています。

