つきあい始めて数年経った頃、クリスマスプレゼントに迷った時がありました。
毎年色々なイベントを過ごすと、ネタが尽きてくると言いますか。
日常でもちょっとしたプレゼントをしていますから、贈る 物もある程度パターン化されて新鮮さが無くなります。
せっかくのクリスマスですからサプライズにしたいのですが、彼女は勘がいいので、よほど工夫しないとすぐに見破られます。
万策尽きた私は、恥ずかしながら直接聞く事にしました。
「何でもいい。気持ちが嬉しいから」と優しい言葉をもらいましたが、それでは話が進みません。
それから二人で相談しました。
食べ物や雑貨、インテリアにアクセサリー。
どれもお互いにしっくり来ません。
そろって頭を抱えていると、ふと思いついた物がありました。
iPodです。彼女は洋楽が好きでよくiPodで聞いていたのですが、もうだいぶ古い型でバッテリーも切れやすくなっていました。
彼女も二つ返事で賛成してくれて、さっそく次の休みの日に購入しに行く事になりました。
当日、あまり行く事の無いパソコンショップまで足を伸ばし探してみると、当時最新のiPod touchが奇麗に飾られていました。
私は音楽を聴く趣味が無いのでiPodの事をよくは知りませんでしたが、携帯端末としても使えるその機能にはびっくりしたのを覚えています。
彼女の目はもう釘付け。
私はその時点で結果を確信していました。
もう何年も経ちますが、その時買ったiPod touchはいまだに現役です。
とは言え、もうそろそろ機能的にもバッテリーも限界ですから、買い替え時が近づいています。
二台とも。
彼女へのクリスマスプレゼントのはずだったのですが、お互いへの贈り物として二つ買う事になったのです。
音楽だけでなく、インターネットや色々なアプリで楽しんだり、私たちのコミュニケーションに随分と貢献してくれました。
その後私はすっかりApple製品に傾いてしまって、パソコンもMacに乗り換える始末です。
新しい世界を開いてくれたきっかけとなったプレゼントでした。

