私が高校2年末から3年初めのときの話になります。
当時進学を考えていた私は当然勉強に精を出していたわけですが、その際に数学に対する苦手意識を克服できていませんでした。
それで色々と悩んでいた際に部活の顧問の先生が数学の担当教諭だったので、たまたま廊下ですれ違ったときに相談してみました。
相談したときには、公式を正確に覚えるとか、問題集の解法をよくみるだとか正直言ってあまり悩みの解決にはならないアドバイスばかりでがっかりしました。
それで1か月ほど経ったときにまた廊下でその先生とすれ違ったのですが、突然今暇かと言われて、そうだというと少しそこで待ってろと言われたわけです。
お説教か何かかと思い不安に待っていたらその先生が紙の束をもってきて差し出してきました。
見てみるとそれは数学の問題や解法などが書いてあるドリルでした。
それで何かの問題集のコピーかと尋ねると、自作したと言われました。
正直すれ違った際に相談しただけですし、当時その先生はあまり体調が良くないという噂もあってそんなドリルを1から作るなんてしてくれるとは思っていませんでした。
しかもお身体は大丈夫なんですかと尋ねると、生徒が合格する方が大事だなんていうものですから、私としては涙がでそうになってしまいました。
その先生は4月に転勤されてしまい、私が合格したご報告はできていませんが、
今でも感謝の気持ちを伝えたいと感じています。

