プロポーズの言葉とともに黄色のバラの花束

彼女へのプレゼント

10年前のこと。

主人とお付きあいさせていただいて、3年が過ぎたころ、妊娠が発覚しました。予期せぬ妊娠でしたが、結婚を意識していたので、これをきっかけに籍をいれることになりました。

つわりがひどく、結婚式どころではありませんでした。

そんなある日、突然、主人が、私の大好きな、黄色のバラの花束をプレゼントしてくれました。

「まともに、プロポーズしてなかったから…。」と、少し照れくさそうに。

改めて真剣な顔をして、心のこもったプロポーズ。

当時、大学を卒業したてで、まとまったお金もなく、これからの出産費用をどうするか悩んでいた時期でした。

本当は、婚約指輪を贈ってくれたかったようでしたが、彼なりの精一杯の想いに心打たれた瞬間でした。

彼は、花屋さんに入れるようなタイプの人ではなかったのですが、店員さんに相談して花束を作成していただいたとのこと。

恥ずかしかっただろうなぁと、今でも、少し甘酸っぱい気持ちになります。

今でも、黄色のバラを見ると、あの頃の初々しい気持ちがよみがえってきます。