一番上の長男は、それはもう絵に描いたような甘えん坊でした。
2歳半まで母乳を欲しがり、私にべったり!
公園に行っても私から離れず、お友達とも遊べないし、それどころか、主人やおじいちゃんおばあちゃんにも抱っこされない始末。
ちょっとしたことですぐに泣いてしまうし、怖がりだし、このまま一生こんな状態だったら、私どうなっちゃうんだろう?と
不安な思いを抱えながら、とうとう幼稚園への入園を迎えました。
何度か体験保育に行ったけれど、それでも私から離れなかった息子。
これは毎日大泣きするのを引き剥がして連れて行ってもらうしかないなぁと覚悟を決めた入園前夜。
「お母さん、僕あしたから一人で幼稚園いけるよ」
まさかの独り立ち宣言!
一体どこで誰におしえてもらったんだろう?そんな勇気ないはずなのに。
「そっか、えらいね!がんばるんだね!でも、無理しなくていいからね。 最初はみんな寂しいし、不安なんだからね。」
一応そう答えて、いよいよ翌朝を迎えました。
嬉しそうに幼稚園バックを持った息子を見ながら平静を装いつつ、心臓バクバクの私。
バスが到着して乗り込んだ瞬間「いってきまーす!」笑顔でバイバイして行ってしまいました。
あれだけ離れられなかったのに、これは一体どうゆうこと?拍子抜けして、なんとなく寂しくてそのままバス停で泣いてしまいました。
あれだけ、早く離れて欲しいと思っていたのに子離れできてなかったのは私の方だったのかな…家でソワソワ待つこと2時間。
慣らし保育で半日で戻ってきた長男。
「ただいまー!おかあさんはいこれ!プレゼント!」手にはグチャグチャに丸められた赤い折り紙「こ、これはなにかな?」「これはね、ハンバーグ!おかあさんのハンバーグ! 今度お弁当始まったらハンバーグ入れてね!」
そっか(笑)幼稚園でお母さんのハンバーグ思い出して作ってくれたんだね(笑)
ハンバーグって言われても、全然ハンバーグには見えなかったけど嬉しくて!
それから毎日、石だの花だの幼稚園で拾ったものを持って帰ってプレゼントしてくれました(笑)
あれから5年。
息子は今年小学3年生になりました。
もちろん、もうべたべた離れられなくて泣いたりしないしちょっとさみしいくらいですが、あの時のハンバーグ、まだ大切に持っていることは
息子には秘密です(笑)

