Windowsで言うところの「フォルダ」はlinuxだと「ディレクトリ」と言います。
Windowsではcドライブやdドライブを根っこにしたツリー構造ですが、linuxでは「/」を根っこにしたツリー構造です。
この「/」のことをルートと呼びます。
ユーザーアカウントでlinuxにログインしたばかりの状態では、そのユーザーのホームディレクトリにいます。
例えば、「hoge」というユーザーがログインすると、「/home/hoge」というディレクトリにいます。
ちなみに今いるディレクトリのことをカレントディレクトリといいます。
カレントディレクトリが/home/hogeの状態で「$ vi hoge.txt」とviを起動して、何か書き込んだりしてファイルを保存すると、そのファイルは「/home/hoge/hoge.txt」として存在することになります。
次に/home/hoge/testというディレクトリがあったとすると、このディレクトリに移動するためには以下を実行します。
$ cd /home/hoge/test
また、カレントディレクトリが/home/hogeの場合は以下でもたどり着けます。
$ cd test
この「cd」というコマンドは、「change directory」の略で、そのなの通りディレクトリを移動するためのコマンドです。
逆に一つ上のディレクトリに移動する場合は以下のようにします。
$ cd ..
この「..」は、一つ上のディレクトリ(parent directory)を意味します。
また、ディレクトリを作成するには以下のようにします。
$ mkdir test2
これで、カレントディレクトリにtest2というディレクトリが作成されます。
ディレクトリを削除するときは、以下のようにします。
$ rmdir test2
ただし、このコマンドはディレクトリが空のときしか使えません。
からじゃない時は以下のように削除します。
$ rm -r test2
現在の位置(カレントディレクトリ)を表示する
自分が今どこにいるかはpwdコマンドで確認できます。
$ pwd
/home/hoge/