WordPressでマルチサイトを構築する際、追加するブログのアクセス方法が
二つあります。それが以下の二つです。
1. ディレクトリ方式
2. サブドメイン方式
これはマルチサイト環境構築時に上記を設定するもので、あとから変更することは
できません。
なので、よ?く考えて決めた方がいいですが、ちょっとでもめんどくさいことが
嫌いな人は1.を選んだ方がいいです。簡単なので。
ディレクトリ方式とサブドメイン方式の違い
WordPress自体をインストールしたアドレスが以下だった場合それぞれ、どうなるか
見てみます。
1 |
http://example.com/ |
1.のディレクトリ方式は以下のようなURLで追加ブログにアクセスします。
1 |
http://example.com/sample/ |
2.のサブドメイン形式の場合は以下のようになります。
1 |
http://sample.example.com/ |
いずれにしても実際にアクセスするのは”http://example.com/”で
なければなりません。
1.のディレクトリ方式の場合はそのままでも上記URLにアクセスしてことに
なります。一方サブドメイン形式の場合は、そのままではそんなサーバは
ねいよ!ってなります。
なので、サブドメイン形式の場合も親元のURLにアクセスするように設定
しないとなりません。
ちなみに1.の場合は親元はドキュメントルートである必要があります。
サブドメイン形式を実現するための設定
ディレクトリ形式の場合はWordPress3.3で複数のサイトを管理する(マルチサイト)の通りにやれば他に作業はありません。
サブドメイン形式の場合はそうはいきません。先ほど言ったように親元のURLにアクセスさせる必要があります。
それには以下を設定する必要があります。
(1) 該当のサブドメインをレンタルサーバに登録する
(2) 該当のサブドメインでアクセスするディレクトリを親元と同じにする
(1)は各レンタルサーバの設定方法を参照してください。
(2)は、sshでサーバに入れる場合は以下のように設定します。
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# ln -s |
たとえば、カレントディレクトリ上に親元ディレクトリ “./example.com/”と
サブドメインのディレクトリ”./sample.example.com/”があった場合は以下のように
なります。
1 |
# ln -s ./example.com/ ./sample.example.com/ |
これにより、サブドメインにアクセスされた場合、つまり./sample.example.com/に
アクセスがきても実際は親元のアドレスつまり./example.com/にアクセスすることに
なります。
このようにsshでログインしてコマンドラインで設定しなくても、各レンタルサーバで
web画面から設定することも可能ですので各レンタルサーバのマニュアルを参照して
みてください。
ということで、やってみればそんなに難しくはないっすね。