今は昔の話ですが、小学6年生の新学期から転校することになりました。
これを知ったのは小5の最後の授業が終わった後(春休み期間中)だったのですが、親の仕事の事情で突然引っ越しが決まり、それで誰にも知らせないまま黙って別の小学校に転校するかたちになりました。知っていたのは学校の先生だけだったと思います。
引っ越しの数日前、荷造りのお手伝いを家でしていると、担任だった先生から電話がかかってきて明日学校に来て欲しいと言われました。
それで一体どうしたのだろうと思いながら翌日の指定された時間帯に学校に行くと、クラスのみんながお別れ会をしてくれました。
少しずつお金を出しあって買ってくれたのだと思いますが綺麗な花束や大きなケーキを買ってくれていましたし、歌をうたってくれましたし、寄せ書きも書いてくれていました。そして当時流行っていたアンパンマンの絵が描かれているマグカップとドラえもんのぬいぐるみを一部の女の子達がプレゼントしてくれました。
みんなに別れの挨拶をして学校の正門を出る最後の瞬間、旅立つ私は絶対に泣かないと思って我慢していたのに、何故だかクラスのみんながワンワン泣いていたのをはっきりと覚えています。
あれから25年ほどが経過していますが、今でも毎日アンパンマンのマグカップを使ってコーヒーを飲んでいますし、私の部屋の一番目立つところにドラえもんのぬいぐるみが飾られてあります。
それらを見て毎日特別な心境で何かを思うことはありませんけれども、しかし時々マグカップやぬいぐるみ等のプレゼントを見てはクラスメイト全員が私のために春休み中にわざわざ学校に来てお別れ会を開いてくれたことに感謝をしますし、お別れ会のときの懐かしい光景が蘇ってきたりします。
結果的に私が卒業した小学校は彼ら(小5のときのクラスメイト)とは別なので一度も同窓会に呼ばれたことはありません。
でもいつかまた何処かで会いたいなと思います。
そして再会したときには色々な良い物をプレゼントしてくれたことに心からありがとうと言いたいですね。

