今は主人となった彼からの初めての誕生日プレゼントは、私の好きな花をふんだんに使った大きな花束でした。
誕生日当日、私の家に迎えに来て、それから出かける約束をしていました。
主人はバスを待っている時に目の前にあった花屋さんに気が付き、急に花束を用意してくれたみたいです。
大きな花束を抱えてのバスはかなり恥ずかしかった、と後になって教えてくれました。
チャイムが鳴って玄関を開けると、そこには花束を持った彼がいて、誕生日おめでとう、だなんてすごくロマンティックなはずなんです。
実は主人はメガネ男子なのですが、花束をもらった時はちょうど韓流が流行りだした時期で「冬ソナ」のヨン様ブームでした。
主人とはアルバイト先の歓送迎会で知り合ったのですが、「○○のヨン様」とのあだ名が付いている人でした。
その日の服装はメガネにボーダーのマフラーで、ヨン様にソックリで大爆笑してしまったんです。
素敵な誕生日は私の大爆笑から始まり、こいつには二度と花束はやらん、と主人にとってはトラウマになった誕生日花束事件です。
初めての誕生日から10年が経ちましたが、あれ以来花束はもらっていません。
でも、毎年プレゼントを用意してくれる優しい主人です。

