先輩ママから新米ママへの心温まるプレゼント

女友達へのプレゼント

私が初めての子供を出産したばかりの頃の話です。

30代半ばで初めての子供を授かった私は、もともとあまり小さい子供と関わったことがなかったせいか、出産準備に何を用意したらよいのか全く分からず、赤ちゃんを家に迎えるにもイメージがわかないまま、育児の本や雑誌を手掛かりにその準備をしながら心細さを感じていました。

すぐに会えるところに住む友人は皆まだ子供がおらず、近所に子供を持つ友人はいなかったので、気軽に相談することもできないまま、自分に母親業が務まるのだろうかと不安に思っていました。

そうしているうちに出産の日を迎え、私はいちおう一児の母となりましたが、初めての育児は戸惑うことも多く、新生児の授乳などのために眠れない日が続いたせいか、疲れはたまっていきました。

そんな中、現在は海外に住んでいる、学生時代からの友人が、久しぶりに日本に一時帰国するので会いたいという連絡をもらいました。
私はとても嬉しくて、一児の子を持つ先輩ママである友人にぜひ会って色々な話をしたかったのですが、新生児を抱えて出かけるわけにはいかず、残念だけれどそういう理由で会えないと返事をしました。

そのときの一時帰国の間には結局友人に会えなかったので、とても落ち込んでいたのですが、数日後、その友人から私のもとに小さな荷物が送られてきました。

何だろうとその荷物を急いで開けてみると、中には可愛いさまざまな種類の絵本が数冊入っていて、「赤ちゃんの出産お疲れ様でした。ささやかですが、赤ちゃんとママにどうぞ。」と書かれた手紙が入っていました。

その絵本は赤ちゃん向けの可愛い絵本で、優しい絵と小さな赤ちゃんでも楽しめる仕掛けや文の絵本で、赤ちゃんとどうやって過ごしたらよいかすらわからず、絵本など選んだことのなかった私にとって、それから赤ちゃんと私をつなぐ大切な絵本となりました。

先輩ママである友人からの心のこもったプレゼントに優しい気遣いを感じ、本当に嬉しくて、友人にはその時は会えなかったけれど、子育てについて大切なアドバイスをもらった気がして、忘れられないプレゼントになりました。