そういうことだったんだぁ!と思ったプレゼント

男友達へのプレゼント

専門学校の時の女友達に、久しぶりに会うことになりました。
その日は偶然、自分の誕生日だったのですが、恋人でもない彼女に変な期待をするのもなんだし、別にそのことは言わずにいたのです。

遠いところから私の家にはるばる遊びに来てくれたその女の子は、とても気さくで明るくあっけらかんとしていて、久しぶりに会ったのにぜんぜんそんな感じがしませんでした。

こちらと同様、おそらく向こうも私をあまり異性と意識していないのでしょう。
だから、お互い気を使わずに言いたいことを言って、楽しく過ごしました。
あまり部屋をきれいにしていなかったので、あちこち探られて、変なものひっぱり出しては、ゲラゲラ笑っていました。
まあ別にいやな感じはしなかったんですけど。

夕方、お腹がすいたので、近くのレストランにご飯をたべに行きました。
そこでも色々楽しく会話していたのですが、彼女はこんなことを言い出しました。

「そういえばさ、テレビラックの下にくつ下置き場があったけど、なんであんなところに置いてるの?」
特に意識してくつ下をそこに置いてるつもりはなかったのですが、そんなに言われるほど変か?と思いましたが、

「絶対あんなところにあるのは変だよ。帰ったらよく見てみな」というのです。
ああ、分かったよ、と適当にうなずいて、話を次の話題に変えました。

お腹を満たして、疲れるほどくだらない話をして、「遠いから、このまま帰るね」と彼女は言い出しました。
少し寂しくはあったのですが、そのまま駅まで送り、彼女は帰って行きました。

家に戻り、相変わらずよくしゃべるやつだなぁ、なんて彼女のことを振り返っていると、指摘されたくつ下置き場のことを思い出しました。
言われるほど、そんなに変か?と思いながらも、くつ下が無造作に突っ込んである箱を手に取ると、ある異変に気が付きました。

一足のくつ下がやけにこんもりしているのです。
よく見ると、中に小さな箱と手紙が入っていました。

箱の中身は専門学校の時にいつも彼女がつけていた香水でした。
そして、手紙には、「誕生日おめでとう!寂しい時には、この臭いをかいで、わたしを思い出せ!」とありました。

まさか、そんな所にプレゼントを忍ばせてるとは思わなかったし、プレゼントも彼女らしくて、とてもうれしかったです。