脳梗塞で倒れた祖父へ、初ひ孫の写真をプレゼント

祖父へのプレゼント

祖父はとても元気で活発な人でした。
常々早く結婚して、早く子供を生むことが町を日本を元気にすると言っていて、宮崎県の田舎の町に住みながらも、パソコン教室に通い、自分でHPを作り上げ、ブログを更新しているような、すごい祖父でした。

そんな祖父の願いどおりに私は23才で結婚し、25歳で娘を出産しました。
ところが、関東に住んでいる私の家からは電車とバスと飛行機を乗り継いで行かなければ、祖父の家へ行くことはできませんでした。
そのため、なかなか娘を見せに行く機会がないうちに、2人目の息子を出産しました。
年子で男の子だったので、祖父もとても喜んでいたそうです。

そして娘が3才、息子も2才になり、次の夏休みには祖父にひ孫である子供達を会わせるために宮崎へ帰ろうとしていた矢先、祖父は脳梗塞で倒れました。

右半身は完全に麻痺し、あれだけ活発だった祖父は起き上がることも、会話をすることも、自分で食事をすることもできなくなりました。

それでも生きている祖父に子供達を見せたかった私と私の母は、宮崎へ帰りました。
病院へ行って、私と子供達を見た祖父は嬉しそうに笑いました。
そして声を出して何かを言っていました。

私は子供達の写真を入れた写真たてをお見舞いに持っていき、それを母が祖父がいつでも見える場所に置いてくれました。
そのときの祖父の表情は忘れられません。
目を見開いて、何度も何度も写真を見ては笑顔になっていました。

いつも祖父をみている人は、普段こんな反応はない、本当に嬉しかったんだねと言ってくれました。

これからも成長するたびに写真をプレゼントしていきたいと思っています。